時代が動くとき
 月日がたつのは早いものです。このごろ特に感じます。年を取ったためではないですね。やることがむちゃくちゃたくさんあるためですね。食べるためにしている仕事以外の、趣味の領域の作業が莫大な量になっているおかげでしょうね。まあ、このITだとかECだとかインターネット関連のことが、こんなに恐ろしい速度で移り変わっていくのを眺めていると、じっとはしていられなくなります。
 まあ、特別に何かしたいとかそういうわけでもないですが、新しい情報に接し、世の中が動いていく様を眺め、それを評価してみるというのは面白いものです。時代が動いているような感じですが、それほど大きな動きでないような気もしますが、間違いなく動いているのでしょう。何しろコンピュータ関連の新興企業の浮き沈みが激しかったり、様々ですからね。何しろ、業界標準とされたものが、数年を経ずして消滅なんてありますからね。まるで流行のような感じです。
 こんなものを眺めていると・・・花の色は移りにけりな・・・というやつになってしまうのでしょう。
 さて、通信端末の話題がまた出ていますね。ゲートウェイとAOLが共同開発している通信端末も現実の物となりそうな気配です。いよいよ、冷蔵庫の扉とかそういったところにインターネット端末が埋め込まれるようになるみたいですね。ここで利用されるOSがリナックスという話ですから、もし、冷蔵庫の20%にこの通信端末が導入され、コンピュータとして使用が可能な状態で提供されるのであれば・・・Windowsのシェアを超えられるかもしれませんね。
 でも面白いかも、冷蔵庫に設置されたコンピュータを規格化して、アップグレードできるものとし、それををホストコンピュータにして、家庭内のコンピュータやTVなどにも通信端末的な機能を持たせたりして、その全てを冷蔵庫に内蔵のコンピュータをホストとして構築したら?きっと新しい家電システムが構築できますね。冷蔵庫に冷蔵庫の中身を管理させ、ありあわせのものを上手に管理させるようなシステムって構成できそうな気がします。
 例えば、近頃良く話題になる非接触型のICカードを、食品のパッケージにくっつけて販売すれば、まあ、現在のPOSシステムのバーコードラベルに付帯させるととかしてですね。そこに食品情報として、品名重量など記録されていれば、ある程度冷蔵庫が管理し、その情報を元にして、作れそうなもののレシピを表示するとかね。そうなると、米櫃さえもコンピュータの管轄に入れないとダメですね。米飯向けレシピを米もないのに表示しても仕方ありませんからね。そうなると。冷蔵庫の役割は、随分変わるのでは、パン・麺・米などや乾物なども管理させるとなると、総合的なストッカーとしての役割を担いそうですね。
 食品って、予算措置が必要なものですから、インターネット経由で銀行残高なども管理させるとか、なんだかすごく関連商品開発が必要な感じですね。そして、先にあげた、ICカードに記録する情報の管理が問題ですね。こういったコードはどこかに標準化の機関を置かないといけませんからね。こういった非常に広範囲な分野にまたがるシステムを立ち上げられるって?普通の家電メーカーだけでは無理ですね。通産省あたりの肝煎りで、企業・業界の検討会議でも作らせて、そこで実現のためのプランを練らないと無理でしょうね。
 ちょっと、いいかげんな思いつきですが、このシステムって、物流にも変革をもたらすような気がします。だって、物流情報をICカードに書き込むことになりますからね。
 まあ、こういったシステム化の動きが出て、それが現実の物となるとき、生活の大改革となるのでしょう。何しろ、食文化の大きな転換ですからね。