変な夢、馬鹿な夢
 いやあ、久しぶりに馬鹿な夢を見ましたはっきりいって下らないのですが、なんとも間抜けなやつです。夢に中で真空管式のアンプを設計して組み立てをして、火入れをして・・・そうしたら、アンプからノイズというか発振音が出るんですよね、ピピッピピッって1秒ごとに、普段っていっても近頃ほとんど作っていませんが、珍しく整流管を使いプッシュプルで、ネガティブフィードバックを十分にかけていますから、発振する可能性は十分になるんです。まあ、それで、発信している音がちょっと変だと思っていたんですが、回路の検討から始めて、時定数の計算とか何度も検討したんですが、回路自体に問題はないんですね。そこで、部品の単体テストを始めるために、電源を切って、真空管やコンデンサー等のテストや配線のチェックを始めたのですが、ここで、おかしいことに気づきました。
 だって、電源を切っても、音が止まないんですよね。そこで、周りを見渡すと、おなじみの目覚まし時計があるじゃないですか、そこで、気づいて目覚し時計を黙らせて、もう一度アンプに電源を入れると、やっぱり発振しているんですね。夢の中ですから、切ったつもりになっているわけです。もし黙らせたつもりではなく、黙らせて作業を続けると、テストが終わって視聴までやってしまうと、寝坊することになるところなんでしょうが、幸いまだ目覚ましを殺していませんでしたからね。
 そこで、なぜだ?と落ち着いて考えると、そうだ、これは夢なんだ!という結論に達して、現実の目覚し時計に手を伸ばし、目覚し時計を黙らせ起き上がったという次第ですね。
 しかし、珍しく、紫檀を使い金属パネルには、スターリングシルバーのよく磨いたやつとか、つまみ類も1つ1つ設計し旋盤も回して削りだし、自分で彫刻を施したやつだったんですがね。まあ、回路はオーソドックスな300Bでしたから。現実に作るとなると、片チャンネル50万円程度かかりそうな豪勢なやつでしたからね。ちょっと残念。でもこの高価なすばらしいものとして完成させるべく、というプレッシャーが目覚ましの音を発振と捕らえてしまったのですかね?馬鹿な話です。
 しかし、現実にも、そういった間抜けな話ってありますね。注意をすればするほど、人って見えなくなるものなんでしょうね。広くみて感じ、そして考える、わからなくなったら一歩引き、全体を眺め直すって必要ですね。