日本経済の実態は?
 なんだかいまだに、あまりかがくしゃみをすると日本は・・・の傾向が強いのかもしれませんね。アメリカの株価の変動で、ちゃんと揺り返してくれます。こうなると投資家は米国YahooのYahoo! Financeでも見ていないとダメかもしれませんね。何しろ、アメリカ市場が動き始めて多少のタイムラグがあって動き始めますからね。
 どうもこれからの投資家は英語に堪能でないとダメかもしれません。まあ、そのうち時差と翻訳情報の送れという2つのタイムラグを利用して投資を行うというのがトレンドになりそうな感じですね。
 まあ、遠くから眺めている分には、金曜日の日本市場が閉じた後のアメリカ市場の動きはちょっと興味深いですね。金曜日の東京市場が米国での反発で上がったとしても、東京市場が閉まった後でも、世界最大の市場は動きつづけますからね。このあたりが眺めている分には面白いな!なんて言っていられます。
 しかし、ハイテク関連の値嵩の張る株なんかに手を出した日には、この金曜日の夕方からのNY株式市場は恐怖かもしれませんね。
 だって、ハイテク関連株が一方的に売られたら・・・月曜日の東京市場は・・・・恐ろしいことですね。眠れなくなっちゃうかもしれません。
 まあ、株価が0になるなんてそうは簡単に起こらないことでしょうが、紙くずに近くなることだってありますからね。なんだか情報が多くなった分、気をもませるものが多くなったななんて思いますね。
 しかし、困ったことですねニューヨークの株式市況がこうも簡単に、リアルタイムに限りなく近く見られるって、良いことなのか悪いことなのか?
 まあ、そのうちニューヨーク株式市場へ上場されている企業の研究書なども色々出てくるかもしれませんね。何しろ上場企業は有名処ならわかりますが細かなところはちょっとわかりかねますからね。まったくグローバルになると厄介です。知っていなければならないことが飛躍的に増えてきますからね。そして日本との関連の読みがね!これが上手に読めれば、間違いなくお金持ちになれそうですからね。
 さてさて、わが国の実態経済はどうなっているのやら?しかし、一国の経済の実力を測るには何が良い指標になるのでしょうか?こっちが気になりますね。東証1部の時価総額が実体経済を示しているのか?ただの気配の反映なのか?わかりませんね。
 だって、管理通貨制が建前ですからね。一応、流通する通貨量は実勢経済にあわせてコントロールされ貨幣価値は保たれていると考えられますがね。
 しかし、この管理通貨制度を支えている、国家の経済の指標ってなんでしょうね?その昔、強きドルの時代はドルの為替総簿でしたが?このごろは見当もつきませんね。それから、市中に流通する通貨量も結構な量になっているような気もするし?
 何しろ、国が巨額の借金を国民から、国という名前と国民を担保にしていますから、日本の実体経済ってちょっと良くわからない気がします。近頃の不況も、なんだかここに原因があるような気がしますね。
 ちょっと考察を加えてみましょう。AとBの2人がお互いに名目の上でAはBから1億借ります。そして、この1億をAはBに出資します。これって、見かけでは2億円の動きがありますが実態はあるんですかね?
 もうちょっと危ないのは、AはBに1億円の手形を振り出し、BはAに1億円の手形を振り出す。そして、お互いに手形を担保に、もしくは手形を割り引いてもらって2億円を作り出す。これも実態が無いのでダメですね。資金繰りに困った会社がやる手口ですが・・・
 国の借金ってこれに近いのでは?赤字国債を発行して国民に引き受けさせ、国としての経済をやりくり?国内産業の保護・育成、国民生活の安定と称する部分に投資ですから。国債なんて言葉がいけないのかもしれませんね。国の振り出す手形と考えたら、なんとなく実体経済が見えるのでは?だって、毎年、日本国という看板で借金して、莫大な国家予算を運用していますから。これって、粉飾に近いのでは?幸い日本国というブランドに集金能力があるので、今のところ順調に国債という借金が出来ていますからね。
 案外、この巨額な日本国の債務が、日本の実体経済を圧迫しているのではないかと思う次第ですね。