TVが番組を選ぶ?
 ユーザーの好みを判断して録画するというVTRが開発されたなんて報道がありますね。まあ、番組表をサーチして、普段見ている傾向の番組を勝手に選んで録画するというやつです。Welcome to MbTVここが開発元のようですね。しかし、どのような判断基準になるのですかね?
 しかし、このシステムって果たしてまともに動くのですかね?ちょっと気になります。だって、番組表に何かの識別のためのコード、ちょうど図書館で使っている日本十進分類のようなものをつけないと無理ですね。まさか、特定の広告主の番組を見させられるとかそういった使い方も出来そうですし・・・まあ、便利そうといえば、確かに便利かもしれませんね。特定のアーチストの番組を録画しておくようにとかですかね。
 まあ、現在の地上波では新聞のTV欄で十分ですが、これが何百チャンネルにもなればあれば便利でしょうね。しかし、ちょっとね。何に対しての利便があるか?きっとケーブルTVの配信をやっているところでしょうね。まさか視聴率操作のためとか?
 まさか、緊急放送があると、自動的にTVやラジオの電源が入り、番組を受信するなんていうのとあわせて考えると、特殊なコードを番組表に埋め込まれていたりして録画の優先順位を操作することだって出来ますからね。広告主を募るとかそういった側面での操作が可能になるとか?
 なんだか、人間の主体性を失わせる可能性を秘めたものですね。そして、ある一定の価値観でTV番組を選んで見ている人にとっては、その価値観をさらに強化するのに役立つというわけですね。
 たとえば、暴力を主題にしている番組への嗜好が強いとなると、暴力関連の番組をすべて網羅することになり、その嗜好はさらに深まる・・・
 なんだかTVというものが洗脳の道具に使えそうな感じですね。暴力嗜好の強い人間には、暴力の悲惨さを訴えることで、暴力嗜好をなくすような方向へ持っていくとか?これでも、洗脳の技術を使っているわけですからね。なかなか面白い考えですが、ちょっと厳しいですね。
 この方面へ考えをもっていくと、こんなのいらない!なんて言い出しかねませんね。結局、番組内容をコード化するところに問題がありますね。人間の嗜好の複雑な要素をどれだけ番組内容分析で明らかにすることができるか?厄介なことではないですかね?
 まあ、考えても仕方がないものですね。でも、ちょっと面白いですね。ぜんぜん違った視点でのTVとインターネットの新ビジネスらしきものの構想が浮かんできました。
 まあ、そのうちいいかげんな企画書でも作ってみますかね。誰かが出資してくれるかもしれないし?自分でやる気力がないにしても、誰かが実現してくれるかもしれませんしね。ちょっとTVに夢を描いてみますか。
 キーワードはポータル・TV・嗜好・コード・CMだな・・・あとでしっかりと検討してみましょう。忘れなかったらね!
 でも、TVが見せたい番組を選びやがるなんて、最低!TVがご主人様?なんて感じですからね。これを見よ!なんて・・・。