分割への道
 いよいよマイクロソフトが分割への動きも実行段階に入るような感じですね。米国政府が連邦裁判所に分割を要請してきましたからね。さて、一応、政府の提案書ではOS部門とアプリケーション部門で分割を要求していますが、OSってどこまでがOSなのかわかりませんね。インターネットエクスプローラはOSの一部かそれとも、システムのウインドウなのか?まあそういったあたりですね。
 どう見ても、時代の趨勢はネットワーク環境というものを実現するOSというのが主流ですから、どうなるのやら?アプリケーションか?OSなのかわからなくなってくるような気がします。そもそもOSという概念そのものが厄介ですよね。
 ところでWindowsってOSですか?Windows3.1あたりはあまりOSっぽくなかったですね。単にDOSというOS上で動くプログラムランチャーのような感じでしたからね。そしてWindows上から呼び出せ、データをやり取りするためのプラットフォームなんて感じでしたね。ですからOS/2なんかでは、Windowsの英語版とか日本語版が同時に動いていたりもしましたね。あの状態だとWindowsはOSとは違う感じがしますからね。
 さて、こうなると、マイクロソフトってどういった手段で対抗しますかね?可能性があるのは、本格的なネットワークOSとして、OSに通信機能を、まあインターネットエクスプローラーを不可分のものとして、吸収するとか・・・まあそういった手法を取り入れるんでしょうね。何しろ、インターネット時代のキーデバイスとしての地位をなくすようなことはしないでしょうからね。
 しかし、Windowsの普及率は非常に高いですよね。そして、これだけWindows上で動くソフトが多いとなると、これだけでも資産ですからね。まあ、Windows互換のOSがあればよいのですがね。いまさら開発できるところがあるかどうか?そういったあたりですね。
 分割されるのも当然なほど大きくなりましたが、統一されたプラットフォームとなると、あれだけ普及したものはないですからね。
 分割が有益か?それはよくわかりませんね。しかし、WindowsとMacとUNIX系のものだけというのはちょっとさびしいですね。
 果たしてどんな具合に分割されそしてマイクロソフトはどのように変わっていくのでしょうか?楽しみですね。
 さて、米国政府の提案書はどんなもにやら?どこかに全文が落ちてないか探してみましょう。