電子化されたすばらしいもの
 ネット上にすばらしいデータベースが新たに開かれたようです。東北大学附属図書館-所蔵コレクションです。この中に狩野文庫画像データベース絵図クリッカブルマップが新登場です。やっぱり、こういった画像型のものが見やすくてよいですね。でも、やっぱりちょっと、画像は重いかな?坤輿萬國全圖やら、貴重な地図がありますね。何層にも階層化された画像データですから、見たい部分がどんどん拡大されていきます。なかなか凝った仕掛けがしてあって、十分楽しめますね。江戸時代の初めの頃の世界を垣間見ることができます。
 しかし、江戸時代にも、さまざまな情報が日本に流れ込んでいたことが、こういった図版を見ることで納得できます。やはり、いつの時代でも情報というものは重要なんですね。ちょっと気になる解像度ですが、最大解像度のものでは、右の図のようなもので1つの画像サイズは100kb程度ですね。この地図でイギリスは右のように表記されていました。イギリスの横には地誌が書かれていますね。
 他には、江戸や京都の絵図などもあります。江戸の地図を眺めると、江戸の市域がいまよりずっと狭いですね(あたりまえか!)
 しかし、大きなデータベースですね。狩野文庫の方が4100ファイルほどあって、だらだら見ていると、この連休を全部使うことになってしまうかも知れませんね。
 地図って夢があっていいですね。ただ、ちょっと達筆すぎて判読が難しい部分もありますね。江戸の地図の周りには、大名・旗本などの説明がついています。この手のものについての知識が不足しているのでよくわかりませんが、石高などがかかれています。それぞれの家で使われている槍の絵のようなものがついています。これってどういう意味を持っているのやら?
 まあ、画像自体の呼び出しにはJAVAスクリプトを利用しているようなのでCDとかで出されるとうれしいものですね。画像の扱いなど、国会図書館の伊能忠敬の大日本沿海輿地全図のやつに似ていますね。国会図書館のはどうなっているのやら?どうも消滅してしまったようですね。トップページの検索で伊能忠敬で検索した先のリンクが全部切れていますから・・・・ どうして、ああいった貴重な図版が消滅してしまうのか非常に疑問です。と思ったら国立国会図書館 デジタル貴重書展という中にちゃんとありました。検索に引っかかるようにしてくれていないと、見つからないって文句も出てしまいますね。こういったものがあることを、まとめてアナウンスしてくれるのも本来の図書館の仕事のような気もしますね。個人で、ネットサーフしてさまざまな文献資料を探すのは非常に非効率ですからね。
 ここへ行けば、電子化された資料がどこにあるかわかるような、そういったものが欲しいですね。さすがにネット探検隊・電子の図書館こんなので細々とやっていたのでは、とっても追いつきませんね。でも、行き当たりばったりで見つけるのもなかなか良いものです。ただし、時間が無制限にあればね!