人間がものを決めるとき
 ちょっと面白いニュースがありますね。岩手山山麓に計画されていた下水道処理施設が、岩手山の火山泥流予想地域にあるため、見直しを迫られたということにあるそうです。安く上がる理由は、土地の取得面積がかなり減少するというのと、町に600mほど近いために、下水道の配管設備にかかる経費が減少するという2つの理由だそうです。
 結局、その2つのために4000万円も安く上がるということです。これって一体どういうことなんでしょう?だって、普通、最適な方法というものを考えて実施するのでは?いあったいこれはどういうこと?と疑問に思うだけですね。
 まったく、公共事業って結構、無駄な買い物をしていることが多いような?しかし1億4000円ですむというわけですから、どういった見積もりをしているのやら?どうも、自治体にしろ国にしろよっぽど無駄遣いがすきなのかもしれません。まあ、無駄に使うというよりは、たくさんのお金を使うことで、経済の潤滑油として、また、経済の地域格差を減らしているといっているつもりなのでしょうか?
 しかし、たいていは、さまざまな利権が絡み合って用地買収とかやりますから、結構いらない土地を買っているのでしょうね。
 そういえば、いつだか、公共事業要地として、買い付けた土地が何年経っても利用されずに、無駄に保有されているものがあるとか、そんな調査結果があったような?
 しかし、バブル末期に計画されたものって、どうなっているんでしょうか?ウォーターフロントとかいろいろありましたね。
 土地ではないですが、土地に変わるものとしての、メガフロートとかそういったものもありましたね、確か1999年に浮かべて実験が始まったりしたうわさを聞きましたが、あれもどうなるのやら?まあ、こっちの技術は後世に残りますからそれほど問題はありませんがね。
 そういえば、バブル期の遺産の豪華客船なんてありましたね。日本最大の「飛鳥」は全長193メートル、28、717トン。「ふじ丸」は全長167メートル、23、340トン。「おりえんとびいなす」は全長175メートル、21、884トンなのだそうです。これは2000年3月10日に名古屋港に勢ぞろいした豪華客船だそうです。まあ、これも長く使われるのですからそれほど問題ありませんね。まあ、なかなか立派な船ですこと。まあ、タイタニックには及びませんけれどもね。しかし、こうして、大型客船が集まっている姿は、なかなか壮観でしょうね。やっぱり、何か立派なものってよいのかもしれません。
 でも、こういったものってそれなりに気分が乗っていないと造れませんからね、人間の決断というものは結構廻りの雰囲気で決まりますからちょっと厄介ですね。
 公共事業投資も、見直しに至ったのが岩手山の泥流予想ですから、やっぱり大きなきっかけがないと実施に至らないだろうし、計画変更も難しいということですかね。しかし、あのバブル期というのは狂騒の時代だってのでしょうか?そういえば、リゾート開発のシーガイアとかもなにやら自主退職する人が従業員の1割に達したとか?人間って雰囲気に弱いのでしょうかね?