近頃行われないこと?
 昔の仲間と飲むとなかなか面白いものです。今日は久々で実態をもつ物についての論争をしてしまいました。ここにある箸は実態物か?なんってやって、酒を飲んで騒いでいました。
 まあ、近頃珍しいタイプの飲み会ですね。こんなことを話題の中心に置いて騒げるのですからね。論客は歓迎です。
 さて、近頃議論を戦わせるなんって、時代遅れなのかもしれませんが、楽しいものです。半ば存在論に近いことをやっていましたが、まるで、学生のころの討論ですね。でも、近頃の学生って哲学論争なんかやるのでしょうかね?
 近頃,失われつつあるものをやったような気分です。まあそのうち、そこで語られたことでも書くとしましょう。
 そういえば、ソフトバンクで、新発想のシンクタンクを設立するとかやっていますね。なにやら、3つのエレメントから構成されるようです。概要は、社会や産業についての理想像・戦略を提唱する「未来創発センター」、ベンチャービジネスの育成を主業務とする「産業創発センター」、異業種企業が戦略的に提携できるよう仲介する「創発戦略センター」なんていうやつですね。どうも、夢を語り、その夢にのらせ、そして合同と提携により大きく伸ばすということのようです。まあ、知恵に資本を結びつけて、金のなる木を創造しようと言うのでしょうね。
 まあ、新しいタイプのシンクタンクですか?確かに、シンクタンクというと、調査分析というのがメイン業務のようなイメージがありますからね。私も、それに近いことをインターネットという情報ソースから抽出して色々書いて遊んでいますがね。資本がないのでただ、馬鹿なことを書いているようなものですからね。
 しかし、なんだか資本と結びついた提案型のシンクタンクのようですから、なんだか、投資顧問向け虎の巻作成とか、そういった方面になるのでしょうかね?
 まあ、純粋な知の探求といったものではなさそうですね。利益というものを前面に押し出しての、市場の囲い込みの手段とかそういった研究なんでしょうね。
 しかし、近頃、そういった研究員なんか需要はあるでしょうが、存在するのですかね?何しろ、未知のあるべき姿を、既知のものからひねり出して形にするための下準備をするということなんでしょうがね?哲学の創造のような作業です。まあ、哲学も流行りませんからね。
 でも、こういったシンクタンクって本当に機能するんですか?ちょっと疑問を感じます。何しろ、金融、証券、電子商取引など幅広い業種をインターネットを核として事業展開する「ネット閥」実現のためとかいっているようですからね。この分野の知の中核作りのつもりなんでしょうが、インターネットの中など、発想だけで様々なことができますから、そこで思いついたことを自分で実現できるような環境になっているとすると、研究員がどんどん独立した企業家へと転身していくことだって可能な気がします。まあ、研究畑がすきだって言うのもいるでしょうがね。
 まあ、このシンクタンクから生まれるすばらしいものでも眺めて遊んでいましょう。まさか、「シンクタンクを設けることで、「ネット閥」実現のため、信用度を向上させることが狙いだけだと何も実効のあるものは生み出されず、単なる企業のアクセサリーに過ぎないものなどになってしまうのでは?なんってちょっと思いますね。
 まあ、いずれにせよ、発展は私利私欲の追求によって加速されますから。たとえアクセサリーであっても問題はないでしょうね。