PDFの可能性 1
 アクロバット、つまりPDFファイルというやつは非常に興味深いフォーマットですね。そして、事実上ソフトウェアリップなんですから大したものです。
 実は、私もポストスクリプトプリンターを持っていますが、あまりポストスクリプトフォント、プリンターフォントですね。こいつを使って出力を指定なかったりします。だって、Windowsからだと出力が面倒ですからね。フォント代用を使ってやっても良いですが、コードが合わないとか外字とか結構面倒な問題を抱えていたりしますね。
 そして、これがMacだとまたスクリーンフォントがあってプリンターフォントが無いとか、OCFだとかCIDだとか厄介ですね。PDFに埋め込めるのはCID、モリサワだとニューCIDでないといけないとか厄介な条件がついていますね。
 まあ、きちんとフォントを埋め込むと何処でもきれいな、非PSプリンターであっても、フォントが埋め込まれていれば大丈夫ですからね。まあ、これはMacの話ですね。
 アクロバット4で思うことは、Mac版よりWindows版の方が魅力的に感じます。だって、Macだと、フォントはCIDのみ埋め込み可となっていますが、Windows版はトゥルータイプフォントがほぼ全て埋め込めますからね。なんとなく、印刷業界で、高価なPSプリンターがPDFに取って代わるのもそれほど長くないような気もしますね。だって、あれなら、最終的に全てのコンポーネントが含まれますからね。フォントが無いとか、画像がないとかそういったやつは起こり難くなる筈ですからね。
 PDF関係の文献を眺めていると、さまざまな可能性があることに気付きます。それは、MacでのDTPなどでは結構威力を発揮してくれるような気がしますね。今普及しつつある高速のカラーレーザープリンターとインターネットとPDF版下の組み合わせですね。
 これで、世界中何処でも小ロットの印刷物が配信できますね。面白いのは、色校正が遠隔地で行える可能性を持っています。例えば、PDFで送って、そこの事務所のカラープリンターで色のOKが出たら、そのOKがでた現物を送ってもらうことで、最終的にその色に合わせて印刷して納品すればよいことになります。
 まあ、印刷機のインクの方が、レーザーカラープリンターより色数が多いですからね。それが問題です。でもその制限の中でなら十分でしょう。どんな色がプリンターで出せるか試してみたい人はカラープリンターの活用で紹介している、PDF化されたDICカラーチャートですね。これの出力結果と、カラーチップを見比べるとどんな傾向があるのかわかります。よく再現されるものもあれば、最限が悪い色もありますね。私がよく扱うプリンターでは青系統の色の出があまりよくありませんでしたね。
 どうもPDFというのは使い方、つまり、アイディア次第でさまざまなデジタルプリンティングの可能性を見せてくれますね。
 例えば、スーパーのチェーン店で毎日店舗に掲示する今日のお勧めとかそういったものを本部で一括して管理することだって可能です。データベースを駆使して出力されたPDFを配信して、カラープリンターで出力すればよいわけですからフランチャイズ店舗への機材割り当てで利益を得ることだって可能ですからね。
 意外と、ビジネスチャンスがPDFにはあるような?まあ、気が向いたら、こういったビジネスの形態についてもご紹介していくのも良いでしょう。意外とビジネス特許の対象になりそうなものだってたくさんありますからね。
 どうして、自分でビジネス特許へ育てないかって?1つは面倒、ビジネスを育てるにはお金がかかるので、資金調達のために何かをするのは面倒ですからね。考えた、実現可能なレベルまでのシステムの雛型を作った、評価された、金が出た、でも売れなかったら?これでベンチャーは崩壊します。すでにある経済基盤や資源の上でこういった物を役立たせて、その結果ではなくアイディアでお金をもらえる日を夢見ているというわけです。