インターネット上の情報の将来
 やがてホームページ作成も1年を迎えようとしています。まったく良くネタ切れにならずに書いていると我ながら感心しています。近頃、遅くまで仕事をしている?飲んでいる?関係でちょっと厳しいですね。まあ、楽しいこともありますがね。
 近頃、妙な仕事ではないですが、企画書みたいな技術評価書というのかそういったわけのわからないものを作ったりもしています。インターネットはそういったものを書くときの資料に満ち溢れています。インターネットは人類が生み出した最大の図書館?資料庫となりつつあるようです。しかし、ちょっと問題点があるような気がします。それは、非常に脆弱な側面をもっているような気がします。だって、データは誰が管理しているか?その部分なんです。非常に有益なデータを公開していても、そのサイトが閉鎖されると、そのデータをアクセスすることができなくなります。また、何かの事故で失われてしまったら、誰もバックアップを取っていなければ、この世の中から消滅してしまう可能性を秘めています。
 もうじき4月がやってきます。学生の作っているページには激変が起こります。有益なデータは慌ててかき集めて保存版として個人でアーカイブを私的に作るしか対抗策はありません。このあたりが物理的に存在する書物とは違った意味での管理が必要になるということでしょう。
 こうなると、国家的な管理の巨大なサーバーを設け、その区画を利用し、ページの一元管理でもしないと図書館のような安定した知の蓄積というものは存在できなくなるのではないかと思えてなりません。インターネット上の情報というものはいつかは消える運命にありますからね。その意味ではちょっと厄介なものではないかと思います。
 電子化されたデータの不安定さは、自分のコンピュータで散々体験していますからね。何しろ、過去に戻るのは大得意なタイムマシンのようなものですからね。今もプレゼンテーション用の画像が無へと還元してしまいましたからね。ですから、人類がインターネット上に知識を蓄えていくにつれて、知識を一瞬のうちに消滅させる可能性も増大していくということになるのではないかと思います。
 たとえば、すべての文書は電子化されコンピュータで管理されているペーパーレスな世界を想定してみましょう。そこへ悪い宇宙人がやってきて、ネットワークシステム上のデータを強力な電磁波ですべて消去してしまったとすると、営々として積み上げてきた知識が消滅し、征服されてしまうということになりますからね。
 そういえば、核兵器ってどうなんでしょう?成層圏とかで核爆発を起こすと強力な電磁波が出るとか?まあ、そこまでペーパーレスではないし、当分はそれほど貴重なデータが完全に消滅することはないでしょうが、心配ですね。粘土板文書なんか何千年もの年月を超えて生活の様子を伝えてくれますが、電子化された情報はそんなに持ちそうもありませんからね。何か良い方法はありませんかね?
 本なら後世に残る可能性が高いですが・・・電子情報はね?やっぱり本でも書きますかね?